FactoryTalk Activationの概要
FactoryTalk Activationは電子ライセンス方式のアクティベーション(ソフトウェア製品を使用可能にする仕組み)です。現在いくつかのロックウェルソフトウェア製品は、アクティベーションとして物理的な「マスターディスク(FD)」では出荷されていません。これらのソフトウェア製品はインターネット経由で取得可能な電子ライセンス(アクティベーションファイル)によって動作する仕組みになっています。インターネットを利用できない場合は、テクニカルサポートセンターにお問い合わせいただくことにより、アクティベーションの設定が可能です。
この新しいアクティベーションに対応する製品バージョンは段階的に順次対応されます。そのため、いくつかの製品バージョンは新しい電子ファイルのアクティベーションを使用しますが、その他の製品バージョンは、まだマスターディスク(FD)のアクティベーションを必要とします。
製品がどちらのタイプのアクティベーションを使用しているかを知るためには、「FactoryTalk Activation対応製品一覧」または製品に含まれているActivation Certification ドキュメントをチェックしてください。
- ■FactoryTalk Activation対応製品一覧
■FactoryTalk Activationの種類
■FactoryTalk Activationのしくみ
■FactoryTalk Activationの設定方法
- FactoryTalk Activation対応製品一覧
FactoryTalk Activationに対応する製品は以下のとおりです。(CPR7システムリリース時点*)
| 製品 | アクティベーションの種類 |
| Arena v10.0 | node-locked , concurrent |
| RSAssetSecurity v2.0 | concurrent |
| RSAutomationDesktop v3.0 | concurrent |
| RSBatch Modules v8.0 | concurrent |
| RSBizWare PlantMetrics v8.0, RSBizWare Historian v8.0 | concurrent |
| RSLinx Classic v2.5 | node-locked |
| RSLogix5, RSLogix500 | node-locked , concurrent |
| RSLogix Emulate5 v5.0, RSLogix Emulate500 v5.0 | node-locked |
| RSProduction Portal v1.12 | concurrent |
| RSView32 v7.2, RADS Dedicated Client v7.2 WebServer v7.2 | node-locked |
| RADS Floating Client v7.2 | concurrent |
* CPRとはCoordinated Product Releaseの略で、共通のFactoryTalk機能を持っている製品群をまとめてバージョンアップ・リリースする名称です。CPR7システムリリースとは、7回目のCPRリリース(2005年10月にリリース)です。今後はCPR8およびCPR9を2006年にリリース予定、CPR10を2007年にリリース予定しています。
また、既存のFDによるアクティベーション(EVRSI)はCPR9までの製品バージョンまでサポートする予定です。よって、現在、FDによるアクティベーションで製品を使用されているユーザは、CPR9システムリリースまで、製品をバージョンアップして新しいバージョンの製品を使用できます。(注1)
CPR10以降の製品バージョンについては、FDによるアクティベーションをFactoryTalk Activationにアップグレードしてお使いいただけます。(注2)
今後リリースされる新製品はFactoryTalk Activationのみの対応になります。
(注1)製品のサポート契約期間中のみ製品のバージョンアップができます。
(注2)アップグレードについては、弊社テクニカルサポートセンターまでお問合せください。
これらのリリース内容および予定は変更になる場合があります。
- FactoryTalk Activationの種類
FactoryTalk Activationは3つの種類があります。
■Node-Locked 製品を使用するPCに設定する一般的なアクティベーション。通常はこの使用形態になります。(今まで使用していたFDのライセンスのように、製品を使用するPCにアクティベーションを設定する方式です。) カタログ番号の最後がENEなど今までと同じ形式になっています。(例:9324-RL0300ENE)
■Concurrent アクティベーションをサーバPCに設定して、ネットワークで接続されているクライアントでアクティベーションを利用する方式。カタログ番号の最後がENFになっています。(例:9324-RL0300ENF)
(対応していない製品もあります。)
■Dongle USBに挿入するドングル(USBキー)を使用するアクティベーション。製品の他に、別途ドングルの購入が必要です(カタログ番号:9509-USBDONG)。Node Lockでは製品を使用するPCにアクティベーションを設定しますが、このライセンスは、Node Lockのライセンスをドングルに設定して使用します。ドングルを挿入しているPCで製品が有効化されるため、ほかのPCへのアクティベーションの移動が簡単です。
- FactoryTalk Activationのしくみ
FactoryTalk ActivationではHost IDと呼ぶ、PCが持っているユニークな識別IDを使用します。このIDは通常、PCに実装されているネットワークアダプタのMACアドレスを使用します。(Dongleを使用する場合は、DongleのIDになります。) このHost IDはPC固有のIDになりますので、電子ライセンス(アクティベーションファイル)はそのPCのみ有効で、他のPCにコピーしてもソフトウェアは正常に動作しません。必ず、実際に製品を使用するPCのHost IDを使用してアクティベーションを取得してください。アクティベーション取得時に設定したHost IDと異なるHost IDを持つPCでは製品が正しく起動できません。
この電子ライセンス方式のアクティベーションでは、このHost IDのほかにシリアル番号とプロダクトキー(文字列)を使用して、インターネット経由またはサポートセンターに問い合わせて電子ライセンス(アクティベーションファイル)を取得します。
■Host ID PC固有の12桁の識別番号で通常ネットワークアダプタのMACアドレス(全世界のネットワークカード1枚1枚に割り当てられている固有の番号)を使用する。例:000c29964521
Dongle(ドングル)のライセンスを使用する場合は、ドングルのIDになります。
■シリアル番号 製品の中に入っているActivation Certification ドキュメント(1枚の紙)に記載されている10桁の数字。(Serial Number: の横に記載されている。) 例:2321999999
■プロダクトキー 製品の中に入っているActivation Certification ドキュメント(1枚の紙)に記載されている英数字。(Product Key: の横に記載されている。) 例:YJ3FE-GW3NK
これらの3つの情報を使用して、そのPCでのみ有効な電子ライセンス(アクティベーションファイル)を取得できます。
電子ライセンス(アクティベーションファイル)は単純なテキストファイルのため、Windowsのエクスプローラを利用して通常のファイルをコピーするのと同じように、ほかのPCにコピーしたり、バックアップメディア(FD、USBメモリなど)に簡単にコピーできます。
実際に製品を使用するPC(ターゲットPC)がインターネットに接続されていなくても、他のインターネットに接続されているPCから電子ライセンス(アクティベーションファイル)を取得して、アクティベーションファイルをターゲットPCにコピーすることで製品のアクティベーション(有効化)ができます。また、インターネットに接続されているPCが利用できない場合は、サポートセンターにお問い合わせいただき、アクティベーションの情報をターゲットPCに設定することで製品のアクティベーション(有効化)ができます。
アクティベーションファイルはデフォルトで以下のフォルダにあります。ほかのPCでアクティベーションファイルを取得後、ターゲットPCにアクティベーションファイルをコピーする場合は、このフォルダにコピーしてください。
C:\Program Files\Common Files\Rockwell\Activations
- FactoryTalk Activationの設定方法
FactoryTalk Activationの設定は以下の「1.インターネットから電子ライセンスを取得する」または「2.サポートセンターに問い合わせて電子ライセンスを取得する」のどちらかの方法で設定できます。
1.インターネットから電子ライセンスを取得する
インターネットに接続されているPCが利用できる場合は、以下の「(1)FTActivationツールを使用する方法」または「(2)FTActivationツールを使用しないで、Webから電子ライセンスを取得する方法」のどちらかの手順で電子ライセンスを取得できます。(実際に製品を使用するPC(ターゲットPC)がインターネットに接続されていなくても、他のインターネットに接続されているPCから電子ライセンス(アクティベーションファイル)を取得して、アクティベーションファイルをターゲットPCにコピーすることで製品のアクティベーション(有効化)ができます。)
(1)FTActivationツールを使用する方法:
1. FactoryTalk Activation Clientのインストール手順 を参照して、ツールをインストールします。
2. ツールのActivation Wizard を使用するか、またはActivation Web pageへ接続してアクティベーションを取得します。
■FactoryTalk Activation Clientのインストールの手順
■Activation Wizardによるアクティベーション取得の手順
■Activation Web pageへの接続によるアクティベーション取得の手順
(2)FTActivationツールを使用しないで、Webから電子ライセンスを取得する方法:
1. Webページからアクティベーションを取得する を参照してください。
■Webページからアクティベーションを取得する
2.テクニカルサポートセンターに問い合わせて電子ライセンスを取得する
インターネットに接続されているPCが利用できない場合は、TELまたはFAXでテクニカルサポートセンターにお問い合わせいただき、アクティベーションの情報をPCに設定することでアクティベーション(有効化)できます。
詳細はTEL/FAXによるアクティベーションの取得を参照してください。TEL以外にも、Email, FAXでアクティベーション情報(ファイル情報)を取得することができます。詳細については、テクニカルサポートセンターまでお問い合わせください。
■TEL/FAXによるアクティベーションの取得
■テクニカルサポートセンターへのお問い合わせ
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